emobile S51SE に Android 4.1.2(Jelly Bean) を導入してみた。

emobile S51SE に Android 4.1.2(Jelly Bean) を導入してみた。
作業メモ


※記載の手順を実施しても、うまくいくか保証できません!
※データが消えます!
※メーカーの保証が無くなります!
※文鎮になるかもしれません!

S51SEは、xperia mini と同じイメージが使えました。
Sony Ericsson Xperia mini :ST15i や smultron と呼ばれています。

freexperiaで公開されている、Cyanogen Mod 10 を利用しました。
http://freexperiaproject.com

バージョンは、XFP146 UNOFFICIAL版です。
FXP146-cm-10-20121110-UNOFFICIAL-smultron.zip

4.1.2導入の流れ
■Android-SDKのインストール
■bootloader unlock
■kernelのバージョンアップ
■CM10(4.1.2)イメージのインストール
■再度kernelのバージョンアップ

■Android-SDKのインストール
まずは作業用のPCにAndroid-SDKをインストール。
Windows8 x64 でしたが、特に問題なくインストールできます。
インストール方法は割愛。
■bootloader unlock
とりあえず、ブートローダーをアンロックして、bootイメージを書き換えてしまいます。
この時点でメーカーの保証は無くなりました。
詳細は下記が詳しかったです。

Sony Ericsson、Xperia 2011年モデルのブートローダーをアンロックするためのWEBサイトを公開
http://juggly.cn/archives/25444.html

・android-sdk の fastboot が利用できるか確認。
この時、携帯は電源OFF状態で volume + を押しながら、USBケーブルを接続して、fastbootモードで起動してくる必要があります。
※起動後は、携帯のLEDが青色で点灯します

C:Users[username]AppDataLocalAndroidandroid-sdkplatform-tools>fastboot.exe -i 0x0fce getvar version
version: 0.3
finished. total time: 0.002s

varsion が出れば、うまく接続できています。

・アンロック
サイトで申請した、アンロックキーを XXXXX にいれてやります。
C:Users[username]AppDataLocalAndroidandroid-sdkplatform-tools>fastboot.exe -i 0x0fce oem unlock 0xXXXXX

(bootloader) Unlock phone requested
(bootloader) Erasing block 0x00000a00
(bootloader) Erasing block 0x00000b00
(bootloader) Erasing block 0x00000c00
(bootloader) Erasing block 0x00000d00
(bootloader) Erasing block 0x00000e00
(bootloader) Erasing block 0x00000f00
OKAY [  6.124s]
finished. total time: 6.129s

finished が出れば成功。

■kernelのバージョンアップ
ブートローダーのアンロックが終わったあとは、kernelを差し替えます。
kernelのイメージは、cyanogenmod のサイトから xperia mini 用のものを使います。

Browse Files for SE XperiaMini-ST15i – smultron / nightly
http://download.cyanogenmod.org/?type=nightly&device=smultron

今回は、cm-9-20121111-NIGHTLY-smultron.zip を使いました。
ダウンロード後にファイルを解凍して、直下にある boot.img を使います。

・携帯をfastbootで起動して、OSから見えているか確認したところ
C:Users[username]AppDataLocalAndroidandroid-sdkplatform-tools>fastboot devices
BX902NYEQBXXXX  fastboot

fastboot devices を実行しても、なにも表示されない場合は、デバイスが見えてません。

・bootイメージの書き込み。例:c:boot.img
C:Users[username]AppDataLocalAndroidandroid-sdkplatform-tools>fastboot flash boot c:boot.img
sending ‘boot’ (5678 KB)…
(bootloader) USB download speed was 2907136kB/s
OKAY [  0.644s]
writing ‘boot’…
(bootloader) Download buffer format: boot IMG
(bootloader) Flash of partition ‘boot’ requested
(bootloader) S1 partID 0x00000003, block 0x00000148-0x00000179
(bootloader) Erase operation complete, 0 bad blocks encountered
(bootloader) Flashing…
(bootloader) Flash operation complete
OKAY [  1.075s]
finished. total time: 1.727s

finished が出ていれば成功。

■CM10(4.1.2)イメージのインストール
http://freexperiaproject.com の Download -> Cyanogen Mod 10 から、
最新バージョンの XFP146 のリンクを辿って、インストールイメージをダウンロードします。
ダウンロードには1時間くらいかかる場合も。

今回のバージョンは、XFP146 UNOFFICIAL版です。
FXP146-cm-10-20121110-UNOFFICIAL-smultron.zip

いろいろなデバイス用のイメージがあります。xperia mini は smultron なので、
間違えないようにダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを、SDカードにコピーして、携帯をCWM Recoveryモードで起動します。

・携帯の電源をOFFにした状態から、電源ON後に volume – を押し続けます。
うまく起動出来ると、CWM-based Recovery が起動してきます。

起動が成功した画面。

・まずは、携帯のデータを初期化。
以下、volume キーを使ってメニューに合わせ、home ボタンで決定します。
wipe data/factory reset
Yes — delete all user data
・イメージのインストール
install zip from sdcard
choose zip from sdcard
FXP146-cm-10-20121110-UNOFFICIAL-smultron.zip
Yes — Install FXP146-cm-10-20121110-UNOFFICIAL-smultron.zip
インストールが始まるので、しばらくまちます。
インストール後は、下記メニューで再起動。
reboot system now
■kernelのバージョンアップ
再起動すると、うまく起動しない現象が発生。
FXP146-cm-10-20121110-UNOFFICIAL-smultron.zip の中にある boot.img で
置き換えてやると、うまく起動するようになります。

・携帯をfastboot(電源OFFから volume + を押したままUSB接続)で起動して、
OSから見えているか確認したところ
C:Users[username]AppDataLocalAndroidandroid-sdkplatform-tools>fastboot devices
BX902NYEQBXXXX  fastboot

・bootイメージの書き込み。例:c:boot.img
C:Users[username]AppDataLocalAndroidandroid-sdkplatform-tools>fastboot flash boot c:boot.img

これで、XFP146 がブートするようになりました。
※実際には、XFP146 内の boot.img を書き込んでからインストールをしたものの、
対象のモデルが違うようなエラーが出て、Yes — Install FXP14~ の実行が失敗しました。
とりあえず、cm-9-20121111-NIGHTLY の boot.img で代用できたので、このような手順になってます。

起動後のバージョン:

以上です。

コメント

  1. すたすた より:

    その後、FXP202-cm-10-20130110-UNOFFICIAL-smultron まであてましたが、boot.img を焼けば
    cm-10-20130114-NIGHTLY-smultron も動くことがわかりました。
    今は NIGHTLY ビルド使ってます・・・。

    boot.img が合うものを使ってなかったせいで、NIGHTLYを使うと wifi が on にできないとか、
    無駄なトラブルを起こしてました。

  2. すたすた より:

    ちなみに、NIGHTLYのダウンロードサイトはこちら
    http://get.cm/?device=smultron

タイトルとURLをコピーしました